Girls and Dolls

過去と今のつれづれ

初恋〜出会い〜 part2


その人は私達学年の一クラスを受け持ち、歴史(仮)の担当教員で、名前をK先生と言った。


K先生は今までに出会ったどの大人とも違ってみえた。
いつも分厚いファイルを小脇に抱えカツカツと急いで歩いていた。
黒板の板書がとても綺麗だった。
話がとても面白くて、授業の最中にどうでもいい話をしては生徒をゲラゲラ笑わせていた。
フランクだったが、生徒に舐められるようなタイプではなかった。必要なときには、静かな一言で教室の注目を集めることの出来る不思議な迫力があった。
それが先生の特殊能力だった。
よく見ると特別美人なわけではないのだが、(おい)複合技で、美人の雰囲気をまとっていた。綺麗だけれどサバサバしていて、今考えても同性受けするタイプであると思う。

入学したばかりの私達生徒にも当然のように人気が出た。
休み時間や放課後は、いつも誰かしらに囲まれていた。わたしもすぐ、みんなと“同じように”先生が好きになった。

ただ、受け持ちの生徒でもない私とK先生の間には授業でしか接点がなかった。たとえ授業の質問とかこつけて職員室に行っても、なぜだか汗が大量出て、口ごもってしまい他の子のように喋る事が出来なかった。
私はただの生徒Aか、良くて「眉毛を整えすぎた汗かきの変な子」という印象しかあたえられていないであろう!

そこでなんとかして別の接点を持ちたかった私はある事に思い当たる。
当時先生が受け持っていた授業には小テストがあり、そのスコアが悪いと居残りで追試、もしくは宿題が出た。
自分で言うのもおこがましいが私は勉強が割と出来る子供だったので、追試とは無縁の生活を送っていた。

妄想の悪魔が舞い降りるまでは。

〜以下妄想〜

GTOに出てきそうなヤンキーがダルそうにたむろしている追試部屋、そこに現れる先生。
「あんたたち、こんな点とって。いい加減にしなさい。」
「うっせーよ。テストなんか将来なんの役に立つんだよ。」
厳しい言葉とは裏腹に、先生は優しく教えてくれる。いつしかヤンキーにもその期待に応えたいという思いが芽生えていた。
「ほら頑張れば出来るじゃない…」
「う、うん…」

〜〜〜

このシチュエーション、イイッ!!
名付けて『追試で二人きり大作戦』である。

私は先生に近づきたいがために、いい点を取るのではなく悪い点を取ろうと企む本当にどうしようもない生徒だった。
(あとで本人も自責の念に駆られ続けるので、良い子は真似しないでね。)

かといって、解ける問題をわざと間違えるのは良心が咎めたので、作戦は、「ほぼ勉強しない」に留めた。
そしてその時はやって来た。ある日の小テスト、鉛筆が止まる。これは…
半分以上答えが分からないではないか!

これで晴れて追試組の仲間入り。
私は天に感謝した。

自己紹介

 

初めまして。

TwitterInstagram全盛の昨今ですが、あえて流行らなそうなブログをはじめてみました。

 

私セブンこと管理人は、

20代半ば、生まれつき『先生』と呼ばれる職業の年上女性にめっぽう弱い性質を持っています。

その性質を開花させたのが回想ブログに後に登場する、「K先生」であり、何を隠そう私の初恋の相手であります。

 

気まぐれに開設されたこのブログですが、

卒業してから何年も経っているのに、拗らせに拗らせているK先生への念を、書くことによって成仏させたいという一つの理由があります。笑

 

どのような方が見て下さるのか分かりませんが、(ちなみに今のところは読者ゼロです!)

よろしくお願いいたします。

もし同じような境遇の方が見てくださっていたら、嬉しいです。

実際に、先生と付き合いましたとかあるんですかね。キャー!

そういう方がいらっしゃったら是非教えてください。

初恋〜出会い〜 part1

 

 

時は平成、ピチピチの中学生時代に遡る。

地元から少し離れた中高一貫の女子高に通いはじめた頃だった。

 

 

公立中学に進むのではなく、その頃はまだ少数派だった中学受験を選んだ私。

志望校は全て女子校にした。が、それは「女子に囲まれてマリみて的生活を送りたい」などという不純な動機からではない。

小学校で同年代の男子のいたずらや粗暴な言動にげんなりしていた私は、とにかく彼らのいない所に行きたかったのだった。彼らが大人になるまでは。

 

 

受験はなんとか成功。

計画通り、男子と距離を置く人生のレールに乗ることが出来た。

適当な理由で選んだ学校だったが、私は驚くほどわくわくしていた。

はじめての電車通学。

大人っぽい高校生の先輩。

地元の小学校よりはるかに綺麗な校舎。

担任はかっこいい女の先生。

クラスで近くの席の子達とも、しばらくして打ち解けられた。

新しい学校生活が楽しげに始まろうとしていたその時、

 

 

私はその人に出会った。